『バンダーブック』に続き、チャリティー番組『愛は地球を救う』用に製作された長編アニメ第2弾です。前作と同じように手塚治虫の人気キャラ総出演のお楽しみも付いたこのスペシャルアニメシリーズは「愛は地球を救う」という番組コンセプトに呼応して、環境破壊への警鐘というメインテーマを持っています。西暦2002年、太平洋横断海底鉄道マリン・エクスプレスがカリフォルニアから日本へ向けて出発、しかしこの科学の最先端を行く列車による海底の環境破壊に悩んだ開発者の博士が列車爆発を計画、自然保護団体のひとつのマイナス面をカリカチュアライズしたこの博士のキャラクター造形が作品に深みをそえています。