Y刑務所を脱走したナミを極秘裏に追う所長の神田と刑務官の沖崎。ナミは路地でヤクの売買をしている村尾という男の姿を目撃した。神田たちがナミに追いつき、ナミは神田の右目にナイフを突き立てて逃げた。そこへ神田と一緒にナミを追っていた女ハンター鬼頭がナミに手錠をかけた。ナミはナ イフで鬼頭の腕を切り落として逃走した。ナミはその後路地裏で再会した村尾が経営するスナックに匿われた。村尾はギャンブル熱が高じて借金まみれになり、闇金の佐川という男の言いなりに「運び屋」の仕事をさせられていた。ナミは村尾に不思議な安らぎを感じる。村尾もナミを愛し始め、一緒に南の方の島へ逃げようと誘った。村尾の留守中、佐川が店に訪ねてきた。佐川はナミの美しさに驚き、力づくでものにしようとした。帰って来た村尾はビール瓶で佐川の頭を殴り、そのうちに息絶えた。死体を隠しに行くのでナミには駅で待っているよう村尾は告げた。だが、彼は駅には現れなかった。ナミが戻ると顔を切り刻まれて瀕死状態の村尾がいた。鬼頭と沖崎の仕業だった。ナミは再びY刑務所へ送られる…