東京にあるウイルスが流行し、都民に恐怖を与えていた。そのウイルスは人間の悪意を増幅させ、人間を魔物に変えるというもので、さらに最悪なことにウイルスに侵されるのは決まって邪悪な犯罪者だということだった。犯罪者たちは魔物になることを嘆くどころか、喜び、その得た能力を使って暴虐の限りをつくしていた。警視庁と防衛庁はそのウイルスをデビルウイルスと呼び、それに対応する組織を作った。その一員である早見都は、ウイルスに犯された人間を見抜く能力を持っていた。そのことを知った組織は都のパートナーに一人の看護師・真琴をつける。刑事でなく看護師をパートナーにされて、納得いかない都だったが、まだウイルスに感染されて間もない人間を、要領よく治療していく真琴を見て、不満を持ちつつもパートナーと認める。そんなある日、かつて都に仲間を逮捕され復讐のチャンスを狙っていた上沢がウイルスに犯される。ウイルスに犯された人間の気配を察知し、それが上沢だと気づいた都は、過去に同僚を上沢に殺されていた復讐のために、真琴を置いて暴走する。そして上沢を追い詰めるが上沢もまた仲間を失った復讐を都に行おうとしていた。上沢を逮捕しようとする都だが、上沢を憎む心でデビルウイルスが活性化し苦しみ悶える。一方、上沢は自分がウイルスに犯されていくことを受け入れ、人間離れした力を手にいれ都を痛めつけ、最終的にゴキブリウイルザーに変身し、都を捕らえて、アジトにつれていく。魔物となった上沢は、アジトで人間の体にはりつき、生命エネルギ ーを吸っては電気を放つ拷問ゴキブリを使って都に苦痛と恐怖と不快感と脱力感を与え、時間をかけて苦しめ、弱らせて殺そうとする。真琴は上司に都のピンチを教えられ、救い出すために都を懸命に探し出すが、変身前にドジをして、ゴキブリウイルザーに見つかってしまう。都の目の前で変身できない真琴は、苦戦しながらも戦い、隙をついて都を解放することに成功する。都は真琴を逃がして戦い、真琴はそのチャンスにリーサルエンジェルに変身し、ゴキブリウイルザーを倒すが彼女の肉体と精神は傷つきボロボロだった…(“邪悪!マウスウイルザーの策略!”に続く。)