アジアのある街。日本人マフィアのボス・広瀬の下、セイジは凄腕の殺し屋としてその名を馳せていた。ある日、彼はスラム街で観光客相手に写真を売る日本人と現地人とのハーフの少女・ヒカリと出会う。セイジが遊びで作った木彫りの蝶に自分がペイントして売ると言うヒカリと、冗談半分で契約を交わすセイジ。ところが、彼女は広瀬の依頼でセイジが始末した借金まみれの日本人・靖夫の娘だったのである。そのことを知ったセイジは、借金のカタにヒカリを娼街に売り飛ばすつもりの広瀬から救う為、彼女を連れて逃亡。身を盾にヒカリを守りながら、広瀬の手下たちの執拗な追撃をかわしていくのであった。だが、広瀬の追跡は厳しく、遂にふたりは捕らえられてしまう。長年のつきあいから、ヒカリを娼街ではなく国際ルートで養子縁組してくれると約束する広瀬。そんな彼の言葉を信用して、ヒカリを渡すセイジであったが、実は広瀬は彼女を臓器売買のエージェントに売り渡そうと企んでいた。ヒカリから助けを求められたセイジは、単身、広瀬の屋敷に潜入すると激しい銃撃戦を展開。広瀬と相打ちとなり命を落としてしまうも、ヒカリを助けることに成功するのであった。