1945年生まれのオランダの漫画家デュパによる彼の代表的なギャグコミックをアニメ化。クラシックカーなどが好きな作者の趣味が物語にも反映されているのが特徴のひとつ。《老青年》とでもいうべき元気なロンじいさんと珍犬ドメルの騒動を描く。ヨーロッパのどこかにある小さな町。ここには、メカに強いだけでなく心身ハツラツのロンじいさんと、人語をしゃべって車の運転までこなすおかしな犬ドメルが暮らしていた。自由気ままに愉快な毎日を過ごすロンは、近所の少女チェリーやスーパーマーケットの店長ラリーたちのために色んなメカを作ってやろうとするが、なかなか思い通りにはいかず、町中は大騒ぎに。本作の実制作は『猫目小僧』などのワコープロ(当時は和光プロ)が担当。往年のアメリカアニメを意識し、セリフよりも動作に重点を置いて作られた。