「コヨーテ、海へ」は80年代後半、ニューヨーク滞在時、何度もくじけそうになった時に佐野元春の音楽に大きなエネルギーを貰ったという堤 幸彦監督が、自らオリジナル脚本を手がけた。佐野元春が影響を受けたビート・ジェネレーションにオマージュを捧げたこのロードムービーは、ニューヨーク、ブラジル、日本でストーリーが展開する。林遣都の役どころは突然失踪した父・北村(佐野史郎)の秘密を探しにニューヨークにやってくる青年ハル。ビート・ジェネレーションのことを全く知らないハルは、ニューヨークを旅するうちに少しずつビートのことを理解し、父親に対する認識も変わっていく。