美しい岬道で意識を失った女をペンションの管理人・哲太と類の夫婦が介抱する。女は記憶を失っていた。リュックには凛という名が書かれ、薬指には指輪が光っていた。ペンションにも凛の名で予約が入っていた。 その夜、入浴を終えた凛は哲太と類が愛しあう姿を目撃する。部屋に戻った凛の股間は濡れ、脳裏に記憶が蘇る。リュックを背負い、一緒に歩く夫・立馬。大木の前で足を止めると、二人が出会ったこの場所へ毎年来れたら良いと願う二人。 脳科学を学ぶ類は、最近は記憶喪失患者に性的刺激を与え脳を活性化し記憶を活性化させる治療法があると話す。哲太は、ここは不倫カップルがお忍びの旅行に来る場所として有名で、凛も同じではと思った。 翌日、凛は草むらで何者かにレイプされる。その時、立馬の愛人・舞子の記憶が浮かび…