原発事故に見舞われた福島県の様子を、東日本大震災直後から800日間にわたり記録した、3時間45分におよぶ長編ドキュメンタリー。震災翌日の2011年3月12日、福島第一原子力発電所の取材現場にかけつけたフォトジャーナリストの豊田直巳と野田雅也が、13年4月まで、その土地の人々と過ごした日々を記録し続けた。「一章 汚染 取り残された住民たち」「二章 決断 酪農家人生の崩壊」「三章 避難 ご先祖さまを残して」「四章 故郷 つなぐ想い」「五章 遺言 原発さえなければ」の全5章、総時間225分を通し、苦境の中で気づいた、本当に守るべきものの存在とは何かを描き出していく。