ちょっと変わり者だけど、監察医としては一流の主人公と彼に振り回される人々が織りなすヒューマンコメディ。去年10月にスタートした「金曜8時のドラマ」枠。「刑事吉永誠一 涙の事件簿」、「三匹のおっさん」、「マルホの女」と放送してきましたが、7月クールは寺脇康文主演で「ラスト・ドクター ~監察医アキタの検死報告~」を放送いたします。監察医の仕事は、亡くなった人の死因を究明することです。但し、ドラマでよく見るような、殺人など犯罪性のある遺体は、実は監察医務院では扱わない(大学の法医学教室が担当)等、監察医の仕事については、まだあまり知られていないことがたくさんあります。これはそんな監察医にスポットライトを当てたヒューマンコメディです。寺脇康文演じる主人公・秋田晋也は、「生きている人間を相手するよりも、死体の方が楽」と言い放ち、他人とのコミュニケーションに少々難ある変わり者です。それでも凡人には思いつかないユニークな着眼点から、隠された死因を読み解き、亡くなった人の最期の想いを拾い上げます。監察医とは、人が生涯の最期にかかる医師、ラストドクターなのです。脚本は、おかしな男が主人公のヒューマンコメディの第一人者、尾崎将也。金曜の夜。肩肘張らずにクスッと笑えて、それでいて最後に少しホロッとする。そんなドラマをお届けします。